会長あいさつ

特定非営利活動法人
地域サポートの会
さわやか高知 会長 三谷 英子

三谷 英子
20数年前、5名でスタートした会員は、今370名を超え、活動時間も年間18,000時間近くを推移しています。

この間、医療や福祉に関する法律など公的な制度は変わってきましたが、地域における支え合いの基本は同じです。「困ったときはお互さま」、これが私たちの合言葉であり、活動の原点でもあります。ですから、乳児から障害のある人、高齢者まで、困っている人は誰でもというスタンスを貫いてきました。福祉制度の分野にかかわらず幅広く対応できるのも、民間ボランティア団体ならでは強みだと思います。

会員さんたちは、ここでは全く肩書なしの一会員として様々な要望に真摯に応えてくれています。退職後の喪失感を味わった人たちが、入会後再び生きがいを見つけ、特技をいかしていきいきと活動する姿にも、今の存在意識があると自負しております。

高知県は、すでに「日本一の健康長寿県構想」の中で「あったかふれあいセンター」システムが機能しています。ただ、私どもは民間の立場で、地域の誰もが好きな時に好きなように時間を過ごし、できるときにできることをすることで、それが自然に助け合いにつながっていくような環境をつくりたいと思っています。

会員さんの専門性を生かして、食事や体操など健康づくりにも積極的に取り組んでいきたいとも考えています。

いくつになっても元気で生きがいをもち、住み慣れた地域で、自分らしく生きる、ということは皆の願いだと思うからです。

今、厚生労働省が具体的な施策づくりを進めている「新たな地域支援事業」も、行政や他団との協働が、より融通性のある実現に即したものになるように願っています。一つの団体にできることは、まことにささやかであるかもしれませんが、フットワークの良さと臨機応変は得意とするところです。

これまで、「考えるよりまず行動」という気持ちでやってまいりました。これからもそのつもりです。

皆さんどうか変わらぬご支援とご協力をよろくしお願いいたします。

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